ワーキングホリデー体験談
海外で長期間生活をすると、観光とは異なるさまざまな体験が味わえるもの。そんな価値あるワーキングホリデー生活をめいっぱい楽しんできた先輩の体験談をご紹介します。
| 名前 | 木下 智裕さん |
| 留学先都市 | カナダ・トロント |
| 留学先語学学校 | Cornerstone Academic College |
| 受講コース | 一般英語コース(週20時間) |
| 受講期間 | 2008年9月~ 12週間 |
”終わってしまえばあっという間
もう少しいたかったな、と思います”
トロントでのワーホリ生活へ
一生に一度は海外で生活をしてみたいという気持ちがありましたが、そのまま仕事など毎日を過ごしているうちに、気づいたら30歳近くになっていました。ワーキングホリデーを利用できる年齢を考えると、もう今しかチャンスがないだろうなと思ったのが、渡航を決めたきっかけです。
行き先をトロントにしたのは、ワーホリができる国の中でも、何も知らないカナダに興味があり、ニューヨークやナイアガラにも観光できるという魅力から。せっかく行くんだから楽しもう、外国人の友達を作ろうという気持ちで出発しました。
最初は語学学校からスタート
Cornerstone Academic Collegeはトロントへ行って最初の三ヶ月間に通った学校です。滞在は一か月間ホームステイを選び、郊外の町で暮らしました。映画などでイメージしていた通りの町で、緑が多く、公園などもあり落ち着いた環境でした。
学校はあまり人数が多くない時期だったようで、日本人も少なめ。南米や韓国からの留学生が多い印象でしたが、みんな初日からすぐに仲良くなりました。
英語は初心者だったので、受講したクラスは簡単な文法やヒアリング、自己紹介程度のスピーキングからのスタート。先生はゆっくり話してくれましたが、分からない単語も出てくることがあったので、そのときは必ずノートに書き留めるようにしていました。どの授業も少人数のクラスが多かったので、いろいろな質問にも対応してもらえて、いつも授業は楽しかったです。
授業は午前中だけだったので、午後は基本的に図書館で宿題や勉強をしていることが多かったです。宿題は、その日クラスで習った文法の復習や予習用の練習問題など。図書館で時間を過ごしている間に、午後のクラスを取っている友達が授業を終えるので、そのままみんなで飲みに行ったりもしていました。
週末は友達と遊園地へ行ったり、カジノへ行ったり、ビリヤードしたり……。学校の仲間で年末年始にニューヨークのタイムズスクエアでカウントダウンを見たこともありました。
学校のアクティビティで楽しかったのはハロウィンパーティーです。カボチャをみんなで苦労してくり抜いたり、仮装して飲みに行ったり、日本ではなかなか体験できないイベントだったのが面白くて、印象に残っています。
ホームステイからシェアハウスへ
ホームステイ先の家庭はホストマザーと20歳のホストブラザー、ホストマザーの従姉の3人でした。朝は時間が合わず顔を合わせるのは夜でしたが、ホストマザーはいつも手作りの食事を出してくれて、夕食はパスタやチキンなど、お昼もサンドイッチやフルーツなどを持たせてくれました。最初は英語がほぼできない状態だったためコミュニケーションがうまくとれないこともありましたが、夕飯のあとに話をしたりしながら、楽しく過ごせました。
ステイ先には他に2人の生徒が住んでいて、そのうちのスペイン人の子と仲良くなり、家にいるときはよく一緒に過ごしていました。時間があるときは近くのバーに行ったり、オンタリオ湖を見に行ったりしたのがよい思い出です。
ホームステイは一カ月だったので、そのあとはシェアハウスに移りました。シェアハウスの情報は友達の紹介や、カナダの生活情報サイトなどを見て探しました。移ったところはダンダスという都市部の中心。ショッピングセンターなど買い物するところもありながら、少し歩くと緑も多く、住みやすい町でした。
忙しいながらも充実のアルバイト生活
学校が12月で終わり、そのあとにバイト探しを始めました。寒さも重なって辛かったですが、レジュメを配って2件目で働くところが決まったのでラッキーだったと思います。レジュメは自分で書いたものを学校の先生に相談し、添削してもらいながら作りました。採用されたバイト先は少し高級な日本食レストランで、滞在先から徒歩10分くらいのところ。飛び込みでレジュメを渡して、そのまま決まりました。
レストランでは寿司などの海鮮料理と炉端料理の2種類があり、僕の仕事は炉端料理のカウンターキッチンでした。カウンターなのでウェイターほどチップはもらえないのですが、お客さんが話していることをすぐそばで耳にできるので、同僚に聞いて覚えながら、コミュニケーション力もつけられたのがよかったです。
お店では、社員だった人が地元のサッカーチームのキャプテンをしていて、冬はフットサルをしていると聞いたので、頼んでチームに入れてもらいました。毎週トロント市内の大会に出場するのですが、カナダ人と試合を行うことができて楽しかったです。週5日はバイトをして、週末は試合という生活はなかなかハードでしたが、いろいろな人と知り合うこともできるし、充実した毎日でした。
バイトで貯めたお金で、アメリカ1周旅行もしました。友達とグレイハウンドバスに乗り、ニューヨーク、ワシントンD・C、マイアミ、ヒューストン、ラスベガス、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ラピットシティなど、1ヶ月間で周りました。最後の方は時間が足りなくなりましたが、グランドキャニオンやマウントラシュモアを見たり、都市ごとに異なるアメリカの表情を感じることができました。
1年間の海外生活を終えて
バイト探しや家探しは苦労しましたが、後は友達がいろいろ協力してくれたので、大変だと思うこともあまりありませんでした。英語も最初なかなか理解できなかったことが、だんだん耳に慣れてきて聞き取りやすくなり、話ができるようになってきたことが成果だと思います。いろいろな国の子と仲良くなれて、日本では体験できないことをこのトロント生活で知れたのが、自分の中でプラスになったと思います。
1年間という期間は、留学中は長いなと思ったこともありましたが、終わってしまえばあっという間でした。今はもう少しいたかったな、って思います。