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留学体験レポート

「留学先での生活ってどんなものだろう?」そんな疑問には、留学体験レポートを読んでみてください。学校や授業のこと、生活のこと、友達のことなど、実際の体験がわかるはず。これらの体験レポートを参考に、ぜひ素晴らしい留学を実現させてください。


退職しての長期留学へ

 長期留学を決意したのには、さまざまな理由があります。大学でスペイン語を専攻していて、短期留学をする予定がテロで渡航できなかったこと、高校生の時にイギリスへ短期留学して楽しかったこと、また社会人となり、仕事で海外からの留学生と接する中で、英語でのコミュニケーションの必要性に気づいたこと。日々の生活に追われていたこともあり、思いきって会社を辞め、働いて貯めたお金で海外へ行くことを決めました。

 最初はワーホリから始めようと思っていたのですが、カウンセリングをするうちに、せっかく留学するのであれば何か資格を取れるところがよいと思うようになりました。留学先をWestern Town College にしたのは、スケジュールや体験談などがイメージしやすかったこと、また学校のタームが4週間ごとに開校となるので、バケーションをとる予定でいた自分に合っていると思ったからです。

 本格的に留学を視野に入れ始めてからは、準備として1年半程英会話学校に通いました。レッスン以外でも英語の歌を聴いたり、先生と友達になることができたので、辞書にない日常会話表現を覚えたりなど、できるだけ自分の周りを英語環境にするように心がけました。


バンクーバー生活のスタート

 入学した時期は1月中旬。曇り空と雨続きの天気でしたが、バンクーバーはオリンピック開催地だったので、街並みがだんだんオリンピックムードになっていくのを見るのが毎日楽しみでした。春も比較的肌寒く、雨が多かったのですが、夏は湿気がなく日陰も涼しいので、快適で過ごしやすかったです。

 バンクーバーから離れたところにホームステイしていたので、あまり遅くまで外出できない、電車は来るが、バスは平日昼間以外は30分に1本、など移動については日本の便利さと比べると大変でした。ただバスや電車は体の不自由な方や小さな子供がいる方を中心に設計されていて、運転手さんや乗客も、そういった方を見ると進んで手を貸している光景を頻繁に見かけ、豊かさを感じました。

 学校での初日は、クラス分けテストと学校の先生によるスピーキングテスト、その後オリエンテーションです。4週間ごとに新しく授業が始まるため、多くの学生が集まっていました。クラスメイトは、韓国人、日本人、ブラジル人の順に多い印象です。私が入学したときは、夏休みの時期だというブラジル人の数が印象的でしたが、彼らの夏休みが終わるとだいたいアジア人となります。同じアジア圏の生徒は、生活習慣も近いのですぐに打ち解けることができました。

 午前中は一般英語のレベル5を受講し、前半は宿題の答え合わせや文法中心、後半はスピーキングや文法・語句の演習問題などをしました。授業中たまにゲームを交えての復習や簡単なディスカッションをすることもありましたが、先生がちゃんと指導してくれるので、緊張して話す機会がない……ということはあまりありませんでした。

LAL Torbay
カナダの冬のスポーツといえばホッケー。Teddy Bear Tossというイベントの日に試合を見に行くと、得点を入れたときにテディベアが氷上に投げ込まれていました。
LAL Torbay
11月初旬、自宅付近のバーナビ―にて。紅葉も始まり、肌寒くなってきたころです。

英語を活かす+αスキルを習得

 その後は試験対策、語学試験向け文法クラスのほか、児童英語教師養成コースと通訳・翻訳コースを受講しました。

 児童英語教師養成コースは韓国人の参加が多く、受講者の中で日本人は私だけでした。最初は言葉の壁など不安もありましたが、仲のいい友人がいたお陰で、最後まで終えることができました。授業には先生の模擬レッスンを元にした、週1回のプレゼンテーションがあります。2週目まではペアですが、3週目からは、一人で今までのレッスンを自分なりに組み立ててのプレゼン。児童の年齢に合わせた授業の構成とお遊戯の創意工夫など、自分の幼稚園時代を思い浮かべながら、またクラスメイトの国の文化と比べながら楽しむことができました。

 最終週となる4週目は実際に小学校やデイケアに行っての実習です。私は子供の絵本に興味があるので、デイケアでの実習を選択しました。子供たちと触れることは、言葉以外で運動をしたり、お遊戯をしたり、お絵かきをしたり、体全体を使いながら意思疎通ができ、勉強になりました。たまに絵本を読む機会に子供たちの方が物語を覚えていることがあり、先にストーリーを話されてしまうということもありました。

 通訳・翻訳コースは2カ月間のプログラムです。毎日10〜20単語の暗記が繰り返され、習った単語は翌日に口頭で確認テストがありました。また授業で英訳した約40近い文章は、翌週の月曜日に暗記テストがありました。文章構成を理解するのにはとても役立つものでしたが、週末は暗記に追われていました。

 授業にはプレゼンテーションもあり、カメラに向かって日本語から英語に訳して話したり、チームごとに与えられた文章を訳し、発音や流暢さ、発声、堂々さなどをチェックされたりといった内容でした。医療通訳、また児童英語絵本や日本語ウェブサイト、歌詞などの翻訳と、本当にいろいろなジャンルの翻訳にチャレンジしました。グループのプレゼン準備にはとても時間がかかりましたが、友情も深まりましたし、たくさんのことを学べたと思います。


多くの人との出会いで学んだこと

 1年間留学して感じたのは、改めて家族の絆が深まったこと。そして、カナダに第二の家族ができたこと。同じ時間を過ごし、同じことで悩むのは、たとえ国が違っていても共通。日本では知り合えなかった友達に出会え、信頼関係を築けたのは、本当に素敵なことだと思います。

 自分がいろいろなことに興味を持って行動し始めると、必然的に多くのものが自分の環境の中に飛び込んでくるという実感がありました。学校だけでなく、もっといろいろな人と関わりたいと始めたボランティアでも、バスで隣り合った人、店員さんなど、多くの人と会話がスタートできます。自信がなくても自分から話しかけてみること。日常の会話が留学生にとっては一番の勉強の場です。ただ、学校の先生に言われてハッとしたのは、「自分がESL の学生だと思っている間は英語が上達しない」という言葉。

 時には自分の発する言葉に耳を傾け、聞き手の立場に立った正しい言葉を作ることが、成長に繋がるんだと思いました。まだ自分の中では、留学生活は終了していません。ボランティアに参加した影響もありますが、様々な文化を持つ方と知り合い、その土地の歴史を知ってこそ、その国での生活が有意義に過ごせるのだと気づきました。カナダに再び戻ってきて、英語力も上げられるよう勉強し、新しいことに挑戦したいと思っています。

LAL Torbay
シアトル日帰り旅行にて。1人でツアーに参加したので、ガイドさんやドイツから旅行に来た女の子と一緒に行動しました。進んで声をかけるのが一番ですね!
LAL Torbay
その昔、シカゴとサンタモニカを結んでいた国道、ルート66。ツアー参加者と一緒にルート66のTシャツも着ました。

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